株式会社カネエイ販売員 明神です。
暖かかったり寒かったりしていますが、みなさま体調崩されてないでしょうか?
ここ最近の寒波では、フェリー欠航、積雪による渋滞などで、弊社の商品配送にも影響が出ました。
各地の積雪量も多く、南国土佐と言われる高知県でも、10cm~20cmの積雪がありました。
こんな中でも投げ出さずに配送してくれる運送会社は、やっぱりプロ。すごいです。
さて、プロといえば、作物のプロ。
そう、生産農家のみなさん。弊社が販売できるのも、生産・出荷してくれている農家さんあったればこそ。
今回、私明神と、販売員の先輩 田中が、2/9に丸1日色んな生産農家様の圃場(ほじょう=ハウスや畑など、作物が育っている現場)をお伺いして、感じたこと、勉強になったことを、少しだけですがお伝えします。
----------------------------------------------------------------------------------------------
「元気な畑のごちそう」の主力商品であるナス。
かわいらしい紫色の花を咲かせた後、あのツヤツヤした身をつけます。
ハウス内では、受粉のためのマルハナバチを飼っていて、この日もせっせと花粉を運んでいました。
ズラーッと並ぶ樹。ぜーんぶ、ナスです。
ナスの赤ちゃんたち。小さくても、ツヤツヤで立派です。
もう少し大きくなったら、出荷です。
オクラ農家さんにて
オクラの花。1日限りの美しい花です。美人薄命とはまさにこのこと。
農家の方も「綺麗でしょ!」と誇らしげでした。
オクラの葉っぱ。透明な玉が見えますか?
これ、オクラが元気な証拠だそうです。農家さんは「げんき印」と呼んでいました。
出荷はもう少し先ですが、元気に育っています。
ナス・オクラの圃場を見学した明神の感想
普段販売先とのやりとりで扱う各品目。
生みの親である生産農家様の気持ちや、生まれ故郷である圃場を実際に見て、触ってみると、それぞれに息づく生命力や、そこに込められた気持ちなどにも触れられ、いっそう大切に取り扱おうという感情が大きくなりました。
作物はどれもとてもデリケートで、窓を開ける幅を微妙に加減しながら、ハウス内に吹き込む風の加減を調節すること。
ハウス内の温度を一定に保つため、加温機で温め続けていること。
それぞれの作物に、いろんな品種があり、皆さん自分の栽培方法にあった品種をえらんでいること。
もちろん、生産農家の方々にとって作物は大事な収入源でもありますが、それを上回る勢いで、どの方も
「うちの子、可愛くてたまらない!」「もっとうちの子のこと知ってほしい!」
と言わんばかり、我が子愛が大きかったのが印象的でした。
----------------------------------------------------------------------------------------------
ところ変わって・・・
さて、↓これは何の作物でしょうか?
答えはナバナ!
地方によって ナバナと呼んだり、菜の花と呼んだりするようですね。
花が咲くと食用には向かないため、つぼみの段階で出荷します。
天ぷらやおひたしが絶品で、今が旬。
ひな祭りの料理にも欠かせない、春の季節野菜です。
綺麗な正方形の束にするための木箱を使って、荷づくりする様子が見られました。
皆様には、こちらの黄色い花の方が馴染みあるかもしれませんね。
こちらは前回の元気畑だよりでも紹介した、きゅうり。
かわいらしい黄色い花から、むくむくと身が育っています。
ナバナ・きゅうりの圃場を見学に行った 田中より
「このコロナ禍であまり人と接することが少なくなり、普段パソコンと電話での仕事がほとんどですが、今回ナバナ・キュウリの圃場視察に行きとても勉強になりました。
どの農家さんもそうですが、自分が育てた野菜に誇りをもち、作業に妥協ない姿に、日頃販売していく中でも、農家さんの気持ちもくみ取ったうえで、最後に食される方に繋げていきたいと思いました。」
----------------------------------------------------------------------------------------------
今回のレポートは、ナス・オクラ・ナバナ・きゅうりをピックアップしましたが、その他にも
ミョウガ・ニラ・シシトウ・ピーマンなども見学しましたが、またの機会にお伝えできればと思います。
取引先各社に販売を主とする我々販売員は、実は今まで生産農家様の圃場へ伺う機会がほとんどありませんでした。
コロナ禍を鑑み、不必要に人との接触をさける、という意味合いももちろんありますが、販売のノウハウを優先的に習得することを念頭に、業務にあたってきました。
しかし、今まで以上にたくさんの方に弊社の商品を手に取っていただくため、生産圃場、生産農家様のことを知ることは、自分たちの大切な取り組みとし、今回のような運びになりました。
これからも積極的に圃場に赴き、作物の関しての理解を深める機会をもちたいと思います。
では次回、またお会いしましょう。