こんにちは。
カネエイ販売担当の市川です。
6月に入りましたが、雨も少なく過ごしやすい毎日です。
高知の梅雨入りはまだですが、この様子だと空梅雨になりそうな予感がします。
農作物にとって、雨が続くと病気の発生や生育不良の原因となりますが、水不足でも同様です。
ジメジメして嫌な季節でも、雨は農作物にとって必要不可欠で、「元気な畑のごちそう」の源です。
さて、元気畑の野菜も出荷ピークを過ぎ、ナス、キュウリ、ピーマン、シシトウ等の、促成栽培の野菜は、終盤を迎えています。
促成栽培とは加温や保温によって作物の生育を早めて、自然環境よりも早い時期に作物を収穫するための栽培方法です。
元気畑の野菜も90%近くがビニールハウスで育てられる促成栽培です。
時期に関係なく食べられる野菜は消費者のニーズに合わせた生産者の努力の賜物と言えるでしょう。
そして、夏季になると露地栽培、自然環境でどちらでも作り出せることから、首都圏近郊で路地栽培された作物へバトンタッチしていきます。
では、高知県では露地栽培をしないのか?
高知の冬場は温暖な気候ですが、夏場は高温となり栽培に適さない品目もあります。また、自然環境で作られる野菜なら遠方の生産地より、近くの生産地でよりフレッシュな野菜を届ける事が出来ます。消費地の近くで作られる野菜は、「朝どれ」など付加価値をつけやすく「新鮮」も消費者のニーズとなっています。
このように冬場しか作る事が出来ない生産地と、夏場の消費地に近い生産地とをリレーすることによって、一年中食卓に野菜が並ぶことが出来ます。
そんな中でも、高知県で露地栽培が盛んな野菜はあります。
それは来月出荷ピークを迎えるオクラです。
オクラは夏野菜の定番で、原産地はアフリカとも言われており、とても暑い高知県でも栽培に適しております。高知県産オクラの出荷量は全国第二位で、元気畑の野菜でも夏の主力商材です。
また、ナス農家の中には、次の出荷が始まる秋ごろまで、オクラを作る農家もいます。農家の方々も収入が途切れないように、生産でも作る野菜をリレーしていると言えますね。
元気畑の野菜は、バトンを繋ぎ、一年中休むことなく、店頭でお客様をお待ちしています。
店頭で見かけましたら、なるべく濃く鮮やかな緑色のオクラを選んでみてください。この夏も、「元気な畑のごちそう」をよろしくお願いいたします。