はじめまして、営業部東部地区担当の谷です。
須崎青果では高知県を東部と西部に分けて営業活動をしております。先月のブログで西部地区担当の笹岡課長が説明していましたね。
私は次長として東部地区を担当しています。ナス栽培日誌を書いている和田・下村・関口と今月中途入社した川島は直属の部下になります(千葉は部署異動)。
東部地区には安芸市や安芸郡で盛んに作られているナスがあります。
高知はナスの生産量全国1位。当社も取扱量が多く、品目別出荷構成比の中で67%(2021年7月の数値)を占めるほどです。
まぎれもなく、高知県農産物の主力品目と言えるでしょう。
そのナスを農家さんから出荷していただく際、ちょっとした工夫をお願いしています。その工夫についてお話したいです。
冬場(11月下旬~3月上旬)、当社では農家さんにナスを出荷していただく際に、段ボールの中に新聞紙を入れてもらうよう、ご協力をお願いしています。
新聞紙の入れ方ですが、このように上下を包むように新聞紙を入れます。
中に新聞紙を入れて、
ナスを詰めて、
新聞紙を包むようにしてフタをします。
新聞紙を入れていただく理由は、凍傷を防ぐためです。凍傷は気温の低下により、発生します。ナスの表面が変色し、切ると中が黒ずんでいることがあります。
※癒し草さんのブログより画像をお借りしました。
毎年、取引先より凍傷のクレームがありました。取引先の荷扱いが悪い場合もありますが、須崎青果に着いたナスを検品した時点で凍傷になっていることもあります。
「高知って、そんなに寒くなるの?」と思われた方もいるかもしれません。南国高知であっても、冬場は温度がマイナス値になることもあるのです。
※ヤフー天気より。2022年2月22日の天気予報
凍傷が起こらないようにするためにはどうすればいいのか?関係各所と相談した結果、先述の段ボールに新聞紙を入れるよう、農家さんに協力してもらうこととなりました。
新聞紙を入れるという防寒対策は効果があったようで、取引先からのクレームはごくわずかとなりました。これも協力していただいた農家さんのおかげです。
ご協力いただきました生産農家の方々、本当にありがとうございます。
ご協力いただいたことにより、取引先の高知県産ナスの印象はとても良くなっています。これは「高知県産ナスのブランド力が上がった!」と私どもは思っています。
須崎青果に出荷される生産農家の方々へ。ご面倒をお掛けしますが、今後もご協力の程、よろしくお願い申し上げます。