皆さま、ご機嫌いかがでしょうか?株式会社須崎青果 代表取締役の市川義人です。
いつもお世話になっている取引農家の皆さま、そして取引がない方も、弊社のブログを楽しんでいただければ幸いです。
今までは弊社の従業員が中心となってブログを執筆していましたが、今年からは私自身も月に1回のペースで発信していこうと思います。
もちろん、これまで通り従業員が執筆することもありますので、そちらも楽しみにしていてください。
さて、今年最初のブログ(といっても、もう1月が終わりますが…)では、元気畑グループの新年会についてお伝えします。
新年会の詳細については、後ほど須崎青果事務員から投稿がありますので、私はそこで行ったスピーチについて書こうと思います。
社長スピーチの裏話
新年会の冒頭でスピーチを求められると思い準備していたのですが、実際に話す機会があったのは会の終盤でした。予想外の展開に戸惑いつつも、場の雰囲気を見て予定していた内容を大幅に短縮しました。
その理由は、タバコを吸いに外へ出ていたし、そろそろ帰りたいというオーラが出ている人も多かったので。長々と話しても伝わらないなぁと思い、短めにまとめました。
せっかく用意したスピーチなので、こちらに載せておきます。
須崎青果の社長スピーチは、「面倒くさい内容」「予想の斜め上(もしくは斜め下?)の内容」と評判ですが、よろしければお付き合いください。
新年会の挨拶
今日は皆さん、集まっていただきありがとうございます。新年会ということで、今年もいいスタートを切れるように、皆さんと楽しい時間を過ごしたいと思います。
さて、今回の参加については業務の一環として新年会の時間を勤務扱いとしています。業務なので、基本的に強制参加としています。今日は皆さんにとっても、ただの飲み会ではなく、新しい発見や刺激のある場にしたいと考えて、このようにしました。
ここで、ちょっと話題を変えて「ハムフリー」という言葉をご存知ですか?最近、テレビなどでも注目されている落合陽一さんが提唱した概念です。
「ハムフリー」とは「人間の関与によって生じる煩わしさや不確実性をテクノロジーで軽減しながら、人間らしい交流や創造性の本質を守ること」を指します。たとえば、券売機や自動改札、回転寿司のタッチパネルのように、煩わしさを感じずスムーズに物事が進むと、ちょっと嬉しいですよね。
この考え方は、今の私たちの仕事にも通じるところがあります。
私たちは今、これからも続く人手不足に向けて、電子化やAIの導入を積極的に進めています。近い将来、作業場にロボットが何台も導入されることでしょう。そのようなテクノロジーの推進で効率化を進める一方、人間らしい温かみやコミュニケーションが薄れるリスクもあります。だからこそ「不必要な手間は機械に、本質的な喜びや繋がりは人間に」というバランスが大切だと感じます。
そのバランスを取るには、いろんなタイプの人の力が必要です。コミュニケーションが得意な人もいれば、苦手だと感じる人もいる。それぞれが持ち味を生かして補い合うことが、これからの仕事や職場づくりで重要になるでしょう。
「どんな時に、どんなコミュニケーションが必要なのか?」
「どうすれば、コミュニケーションで疲弊することなく、互いに気持ちよく過ごせるのか?」
これらの問いに対する答えは、実際にコミュニケーションを取ってみなければわかりません。
ですので、今日の新年会では、ぜひ積極的にコミュニケーションを取ってみてください。苦手な人も、少しだけチャレンジしてみましょう。得意な人は、苦手な人を優しく巻き込んでみてください。これも仕事の一部であり、自分を成長させる勉強の場だと思って楽しんでもらえたら嬉しいです。
それでは、皆さんの2025年が素晴らしい一年になることを願っております。私からのお話は以上です。
ハムフリーについては、落合陽一さんのブログを参照しました。
https://note.com/ochyai/n/nbb1bc0ff07ff